広尾のペインクリニック科・内科・形成外科・予防と健康美科の「えがおクリニック」です。

キレーション療法とは

キレーション療法とは

キレーション治療は1940年代から有害重金属蓄積による中毒症状の予防や治療として行われている確立された治療法です。
有害重金属とは、水銀、鉛、アルミニウム、カドミウム、ヒ素、ニッケルなどを指します。日本人は、マグロなどの大型魚を食す機会が多くあり、海洋生物の食物連鎖の最終消費者であるマグロには水銀が含まれています。また、米には土壌からのカドミウムが含まれ、加工食品には安定剤としてアルミニウムが含まれています。
摂取された重金属は、尿や汗から殆どが排泄されますが、長い年月をかけ少しずつ身体に蓄積されます。これらの有害重金属は、慢性疲労症候群、高血圧、心筋梗塞、癌、線維筋痛症、しびれ、腎機能障害、認知症、記憶力減退、うつなどの精神疾患など、多くの病気に影響します。摂取された重金属は、尿や汗から殆どが排泄されますが、長い年月をかけ少しずつ身体に蓄積された有害重金属をキレーション治療によって血管内から有害重金属を排泄することは、上記以外の様々な病気の予防、改善にもつながります。


キレーション療法の手順について

< 初回 >

  1. カウンセリング(30分程度)
  2. 採血をします
  3. どの重金属がどれくらい溜まっているかを検査するための点滴をします(30分程度)
  4. 水分を多めにとってください
  5. キットをお渡ししますので、点滴後約5時間の尿を溜めていただきます
  6. 尿を検査会社へ発送

※キットをお渡ししますので、ご自宅で採尿・発送していただく場合に行っていただくのは、宅配業者に連絡して集荷に来てもらい、宅配業者にキットをお渡しすることだけです

※当クリニックで採尿される場合は、午前中のご予約をお願いいたします

初回で実施した検査結果が出るまでに2週間程度かかります。結果が出ましたらご連絡致しますので、次回のご来院日をご予約ください。

< 2回目以降(キレーション療法開始) >

点滴 1.5時間~2時間

費用 初 回

2回目以降
(キレーション療法開始)

・初診料3,240円(当クリニックの自由診療が初めての方のみ)

・血液検査2,160円(3か月以内の血液検査結果をお持ちの方は、
不要な場合もございます)

・尿中誘発試験 32,400円(点滴+尿中有害重金属検査)

1回 19,440円

サプリメント
3,510円
(30日分)

10回コース
185,000円
(1回 18,500円)


当院症例

< 60代A様の場合 >

人間関係のストレスで、心療内科通院治療中。抗うつ剤、睡眠薬などの処方薬を服用し2年経過。薬の服用で改善したが、治癒までは至らず。
来院時症状:抑うつ状態、食欲不振、不眠、右膝関節痛、倦怠感 ⇒ キレーション療法20回実施

キレーション療法を10回程度実施した頃、周囲より「明るくなったね」「元気になったね」と言われ始める。また、食欲がわいてくる、不眠の改善、意欲的なことが増えるなど自覚症状として効果が感じられるようになった。

鉛、カドミウム、アルミニウムがまだ高値のため、キレーション療法継続中。

Q&A

1.キレーションとはどういう意味ですか?
キレーション (chelation) は、ギリシャ語で蟹のはさみを意味する“chele”を語源とし、キレート剤が目的の金属と結合するとき、金属をがっちり挟み込む様子をイメージして作られた造語です。
2.採血や尿検査をしなくてもキレーション療法は受けられますか?
キレーション治療を行う前に、キレート剤の1回点滴量を決定するため、全身の臓器のチェックが必要です。検査結果によってはキレーション治療を受けられない方もいらっしゃいます。 また、キレーション治療を行う前に、ご自身に蓄積されている有害重金属の種類を知っていただくことで、今までの生活習慣を改善する参考となります。
さらに、キレーション治療の効果判定や点滴回数の参考にします。
例えば、検査の結果、有害重金属の蓄積は認めるものの、今現在、高血圧などの疾患のない方は、一般的に約20回のキレーション治療が必要です。
3.キレーションには種類があるのですか?
現在、使用されている代表的なキレート剤は、内服薬であるDMSA・DMPS、点滴治療で使用するEDTAの3種類があります。
4.キレート剤の種類の違いは何ですか?
当院で使用しているキレート剤は、一番効果が高く副作用も少ない点滴治療で使用するEDTAです。EDTAには2種類あり、Ca-EDTA(カルシウムキレーション)とNa-EDTA( ナトリウムキレーション)があります。
Ca-EDTAは、主に鉛を排泄する作用がありますが、Caを排泄する作用はありません。Caやカドミウムの代謝異常や蓄積異常が代表的な原因とされている高血圧・狭心症・心筋梗塞・脳梗塞などの動脈硬化性疾患に影響している重金属を排泄させるためにNa-EDTAを使用しています。
5.キレーションの副作用や合併症はありますか?
カルシウムキレーションの副作用は、殆どありません。
また、キレーション治療のプロトコル(方法)が確立されてからは、日本を含め海外で過去50年以上にわたり何百万件のナトリウムキレーションが行われておりますが、重篤な副作用の報告はほとんどありません。まれに人により腎毒性、不整脈、低カルシウム血症、低血糖の副作用がありますが、当院では日本キレーション協会から認定を受けた医師が治療を行いますので、ご心配なことがありましたらお気軽にご相談ください。

6.副作用の腎毒性とは何ですか?
腎毒性の主症状として尿毒症があげられます。腎臓には、血液を濾過して老廃物や塩分を尿として体の外へ排出する働きがありますが、様々な要因で腎臓の働きが悪くなると、老廃物が濾過しきれず、体内に蓄積されます。そのような状態を尿毒症といいます。
しかし、LD50 (薬剤の安全性を評価するテスト) において、病院で下熱剤として頻繁に処方される薬剤と比較しても、ナトリウムキレーションに使用されるキレート剤の方が約4.5倍もの安全性が確認されています。
7.有害重金属はなぜ蓄積されるのですか?
有害重金属とは、水銀、鉛、アルミニウム、カドミウム、ヒ素、ニッケルなどを指します。日本人は、マグロなどの大型魚を食す機会が多くありますが、海洋生物の食物連鎖の最終消費者であるマグロには水銀が含まれています。海外では、胎児への安全性を考慮して妊婦にはマグロの摂取量を制限している国もあるほどです。また、米や小麦には土壌からのカドミウムが含まれています。加工食品には安定剤としてアルミニウムが含まれます。摂取された重金属のほとんどは、肝臓で解毒され、尿や汗から殆どが排泄されますが、それでも排泄しきれなかった重金属は、長い年月をかけ少しずつ身体に蓄積され、様々な疾患に影響します。肝臓の解毒機能が弱ってきている現代人は、ますます有害重金属が体内に貯蓄される傾向にあります。
8.重金属をどのように排出させるのですか?
キレート剤を点滴することによって、キレート剤が血中の重金属と結合します、その結合体が尿とともに体外へ排泄されます。
9.排出されるのは有害重金属だけですか?
いいえ、有害重金属だけではありません。
身体の活動に必要な亜鉛などの金属も排出されてしまいますので、キレーション治療中は当院で指定するビタミンやミネラル(別売)のサプリメント摂取が必要となります。
10.1回で効果がありますか?また、1回の治療で有害重金属を取り除けないのですか?
1回で目に見えて効果が出ることはめったにありませんが、病気の改善ではなく、アンチエイジングを目的として行う場合は、1回で身体がすっきりしたような感覚を覚える方はいらっしゃいます。
また、副作用や合併症を防ぐために、投与するキレート剤の量には制限があり、1回のキレーション点滴では有害重金属を流しきれません。
そのため、病気の予防や改善などを目的とした場合は、尿検査の結果や症状の改善を参考にしながら20~30回を目安に行うことをお勧めいたします。その場合、多くの方が7~8回目くらいから身体が軽くなった、疲れが取れた、元気になった、というような自覚症状がでてきます。また、それとともに血圧が下がり、血糖値が安定する方も多くいらっしゃいます。
11.動脈硬化と診断されました。キレーション療法で治りますか?
動脈硬化の数値を改善する報告は多数あります。
また、世界的に権威ある雑誌JAMA (Journal of the American Medical Association) の2013年にTACT (Trial for Assess Chelation Therapy) studyの結果が掲載されています。その結果は、アメリカとカナダで行われた心筋梗塞の既往のある症例を対象とした大規模二重盲検査において、心筋梗塞の再発が明らかに低下していました。さらに、糖尿病の症例のみを対象にした結果は約半分の症例で心筋梗塞の再発が抑制されていました。
以上の結果から、動脈硬化による疾患の予防、改善に効果があることが考えられます。
12.どのような病気に効果がありますか?
高血圧・狭心症・心筋梗塞・脳梗塞などの動脈硬化性疾患、不整脈や心筋症、慢性疲労症候群、がん、記憶力減退、認知症、うつ病や自閉症などの精神疾患、アレルギー様症状、しびれなどの末梢神経障害、線維筋痛症、薄毛、ホルモン異常、自己免疫疾患など様々な症状を予防、改善する効果があります。また、細胞の酸化を促進する有害重金属を排泄するため、美肌などのアンチエイジング効果も期待できます。
13.なぜ有害重金属の排泄により病気の予防や改善、アンチエイジングに効果があるのでしょうか?
細胞の老化は、「酸化」が原因の一つです。有害重金属は、酸化を引き起こすフリーラジカルの活性を促進させ細胞の老化を加速させるので、キレーション治療によって有害重金属を排泄することは酸化が原因となる様々な疾患に対して有効です。
例えば、血液から有害重金属を排泄することにより血管内にプラークや血栓ができづらい環境を保ち、また有害重金属によるホルモンバランスの乱れを是正することも可能なためアンチエイジングに有効と考えられています。

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